病気は身体と心からのお知らせ

寝不足が続いたときに、頭痛やめまいや動悸がしたり
食生活が偏ったり、ストレスや過労が重なると、肌荒れや口唇ヘルペスができたり・・・
そんな経験ありませんか?

大なり小なり、身体に現れる症状というものは、すべて身体からのメッセージだと私は思っています。

「このまま進むと危ないよ」
「少し立ち止まって」
「見直して」
そんなメッセージが下りてきているなと感じています。
さらにそれは、ただ単に、睡眠不足や過労という事象だけでなく、
心の在り方、その人の価値観などのすべてのバランスを見直すタイミングのお知らせだとも思っています。


例えば、日々の仕事や生活が忙しく、過労や睡眠不足が続き、高血圧になったとして、
なかなか下がらない血圧に対し、病院に行って降圧薬を出してもらえば、血圧は下がりますが、
それは症状を薬で押さえつけているにすぎなく、根本的な治療ではありません。

身体を通して「気づいて」のサインなのです。

これを身体、心、人生の価値観の3層に分けて考えてみます。


睡眠不足、過労、ストレスによる高血圧

1,身体レベル
交感神経が優位になり、血管が収縮、ストレスホルモン過剰分泌
睡眠不足で血管修復が間に合わない

2,感情・心のレベル
休めない焦りや責任感
常に緊張モード、怒り、完璧主義など

3,人生・価値観のレベル
仕事>健康という優先順位
休む=悪という価値観

このように、目に見えている症状だけに捉われず、「本当に大切にしたいのは何?」ということに気付いて、よりよい方法を実践することで、自分を大切にした生き方が送れ、結果健康な生き方を選択できるようになります。

しかし身体からのサインを無視し続けていると、
身体は「どうして気づかないの、ちゃんと気づいて」とさらに他の手段を取ってくることもあります。

このように考えると、「高血圧」という事象は、単なる血管の問題だけではなく、
生活の在り方、心のクセ、価値観の選択まで反映していることが見えてきます。

行動だけでなく、心の状態や思考のクセが、身体に直接的な症状として現れる例は、
医学的に多く報告されています。
これは、心と身体は、脳や自律神経、ホルモン、免疫系を介して繋がっているという意味で、
「心身相関」や「心身症」として研究されています。

身体に気になる症状が出現したときに、病院に相談していただくのは否定しません。
そこは、しっかり専門家の目で見ていただきながらも、
その症状の底にある、自分の心や価値観をもう一度見直してみて下さい。

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